本当にあった怖いなりすましメールの話本当にあった怖いなりすましメールの話
ネットショッピングで買い物をする人も多いのではないでしょうか。
ブラックフライデーのセールで、ここぞとばかりに買い物をしていたときでした。
そのとき同じショッピングサイトで一度に複数の商品を注文したのですが、発送タイミングが商品によって異なるため数日に分けて自宅に届くことになっていました。
届いた一通のメール
わたしの荷物はヤマト運輸で届くことが多いのですが、ほとんどいつもと変わらない、でも件名が少しだけいつもと異なる一通のメールが届きました。
件名は「【荷物のお知らせ】配送先(はいそうさき)住所が間違っています-ヤマト運輸」となっています。ヤマト運輸からメールはよく届くけれど、住所が違うというメールははじめてです。
とりあえずメールを開いて読んでみると、配送する住所に誤りがあったため、荷物が配達できないとのこと。
なんとなく悪い文面ではなさそう。送り状番号にもリンクがはってあるし、お届け予定もたしかこのあたりの日だった気がする。
しかも文末にはしっかり「本メールの内容にお心当たりがないかたは、こちらから「よくあるご質問」をご確認お願いします」の記載や、「ヤマト運輸を装った迷惑メール・通知にご注意ください」のアナウンスも。
でもこのとき、気がつくべきだったんです。
スマホのメールで確認しているのに再配達予約のメール本文に表示された「QRコードをよみとる」なんて、不自然だって。
ためしにQRコードを読み込んでみると、ヤマト運輸っぽい見た目のページに遷移しました。
名前と連絡先メールアドレス、電話番号、住所を入力して、「続ける」を押すと…
なぜかクレジットカード情報の入力欄が
次のページには「再配達を依頼する」という項目と、説明文。
その次になぜか支払方法としてクレジットカード情報の入力欄。
ここでさすがにおかしいと気づいてページを閉じました。ちなみにこのページの一番下にはなぜか「決済」と書かれたボタンも。
ヤマト運輸に問い合わせてみた
さすがにおかしいと思いつつも、念のためヤマト運輸のページを確認したうえで、電話で問い合わせてみました。
ページの下のほうにあるSNSリンクなどをクリックしても本家のものにつながるようになっていたけれど、結果はやはりニセモノのサイトでした。
ヤマト運輸のホームページにもありますが、送信元のメールアドレスをよく確認してみることが重要だそう。
たしかに、送られたメールの送信元のメールアドレスをクリックしたらあやしいアドレスでした。
ホームページに記載されている情報によると、送信元が@kuronekoyamato.co.jpとなっている迷惑メールも発生しているそう。怖すぎます。
少しでもおかしいと思ったら入力しない。これがいちばんかもしれません。
なお、自宅の宅配ボックスを確認したら、ちゃんと荷物が届いていました。しかも別の配送会社から。怖すぎる。みなさんもお気をつけください。
ヤマト運輸よくあるご質問(FAQ)ページURLは以下から
本文ここまで