年末年始の新幹線の予約状況 混雑のピークは分散傾向に年末年始の新幹線の予約状況 混雑のピークは分散傾向に
JR各社はこのほど2024年12月27日から2025年1月5日(いつか)までの10日間(とうかかん)の年末年始期間の指定席の予約状況を発表しました。
今年度の年末年始期間は昨年度より2日間(ふつかかん)も長いため、指定席の提供数(すう)も増えています。
各新幹線でコロナ禍(か)前の2018年度を上回った昨年度を上回る予約数になっています。
新幹線の混雑のピークは下りが12月28日と29日、上りが1月4日(よっか)と5日(いつか)になるとしています。
ただ、今年度の年末年始期間は長期休暇がとりやすい日並びとなっているため、分散する傾向があるとしています。
今年度の年末年始期間中のJRグループ全体の新幹線の指定席の予約状況は前年度比16%増の364万席になっています。
JR各社は混雑が集中する日を避けるか、早めに予約するよう呼び掛けています。
座席に余裕
東海道(とうかいどう)・山陽新幹線「のぞみ」は全席指定で運行し、のぞみで提供する普通車(しゃ)の指定席数を約1.3倍に増やしました。
JR東海の東海道(とうかいどう)新幹線の予約可能席数は473万席。
これに対し、12月10日(とうか)までの予約席数は13%増の210万席で、座席にはまだ余裕(よゆう)があるようです。
ただ、下り(くだり)線のピークとなる12月28日の午前に東京駅を発車する新幹線「のぞみ」は、ほぼ満席となっています。
JR西日本の山陽新幹線の予約率は40%。
JR東日本の新幹線全体の予約席数は昨年度比23%増の135万席になっています。
このうち東北新幹線が22%増の58万席、秋田新幹線が21%増の8万席、山形新幹線が17%増の9万席、上越新幹線が21%増の23万席、北陸新幹線が30%増の37万席としています。
本文ここまで