首都圏の鉄道各社、ワンマン運転の導入広がる首都圏の鉄道各社、ワンマン運転の導入広がる
首都圏の鉄道会社で車掌が乗務せず、運転士のみで運行するワンマン運転を導入する動きが広がっています。
JR東日本はこのほど来年の春以降、首都圏の主要路線でワンマン運転を導入する計画を発表しました。
来年の春からは首都圏を走る常磐線と南武線の各駅停車で、2026年の春には横浜線でもワンマン運転をそれぞれ導入します。
また、2030年ごろまでには山手線や京浜東北線でも導入する計画を明らかにしました。
ワンマン運転の導入を急ぐのはJR東日本だけではありません。
京王電鉄も来年の春から自動運転の実証実験を開始し、ワンマン運転化を目指す計画を発表しました。
人手不足(ひとでぶそく)や働き方(はたらきかた)の多様化に対応
関東私鉄大手9社の中で、ワンマン運転を実施していないのは小田急電鉄と京浜急行電鉄、相模鉄道で、この3社をのぞく6社がワンマン運転の実施に乗り出しています。
鉄道各社でワンマン運転の導入が広がっている背景には人手不足(ひとでぶそく)や働き方(はたらきかた)の多様化などがあります。
ある鉄道会社の幹部はワンマン運転の導入について、「効率的な運用をすることで、多様な働き方(はたらきかた)に対応できる」との考えを示しています。
今後もワンマン運転を導入する動きは一段と加速していきそうな気配です。
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