製品のヘルプガイドページにアクセスしやすく!ソニーの新しい取り組み「Guide for QR」製品のヘルプガイドページにアクセスしやすく!ソニーの新しい取り組み「Guide for QR」
今年の3月にアメリカで開催された世界最大のアクセシビリティ関連のイベントCSUN(シーサン)のソニーのブースにて。
PlayStation5用 Access コントローラーをはじめとするたくさんの商品が並ぶなか、手のひらサイズの一枚の厚紙がずっと気になっていました。
うえのほうにQRコードがプリントされていますが、それを囲むように配置された、アルファベットのLのかたちをした凹凸や、紙の端からはじまるQRコードにつながる凹凸のドットのライン、さらにドットのラインの始まりの部分には半円のかたちの切り欠きも入っています。
QRコードを知らせるための取り組み、ということはなんとなく理解しつつも、その真相は明らかにならないまま日本へ帰国しました。
サイトワールド2024での再会
場所は変わり、11月の東京。日本のCSUN(シーサン)とも呼ばれている、視覚障害者向け総合イベント「サイトワールド」のソニーのブース。
ここでさきほどの凹凸のついた厚紙の謎が明らかになりました。
「Guide for QR」という新しい取り組み
かねてから、アクセシビリティに配慮した製品開発やサービス提供に取り組んでいるソニーグループ。
その一環として、パッケージ内のQRコードにより気づきやすくするための取り組みを2024年6月発売の製品から一部採用しました。それが今回紹介する「Guide for QR」です。
一言で説明すると、さわってQRコードの位置を認識できる目印です。
製品のパッケージ内に切り欠きをみつけたら、その近くにL字型のフレームがあります。
もしくはその付近にあるドットラインを指でたどるとL字型のフレームにたどりつきます。
そのフレーム内のQRコードを読み取ると、製品のヘルプガイドページや専用アプリにアクセスできます。なんと斬新なのでしょう。
オーディオ製品から順次展開
この「Guide for QR」は日本やアメリカの当事者からフィードバックを得ながら開発されたそう。
現在、完全ワイヤレスヘッドホンのLinkBuds Open(リンクバッズ オープン)をはじめとするソニーのオーディオ製品で展開されており、順次そのほかの製品にも展開される予定とのこと。
商品そのものだけでなく、商品を手に取るプロセスにも注目していることのあらわれともいえるこの取り組み。ひとりでも多くのユーザーに製品を届けたい、という同社の強い意志が感じられます。
みつけた際はぜひさわってアクセスしてみてください。
「Guide for QR」ページURLは以下から
https://knowledge.support.sony.jp/electronics/support/articles/00339015
「Guide for QR」紹介動画は以下から
*QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
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