約8割のドライバー、2年以内に路上駐車の「経験なし」約8割のドライバー、2年以内に路上駐車の「経験なし」
約8割のドライバーは2年以内に路上駐車(ろじょうちゅうしゃ)の経験がない。
駐車場を運営するパーク24はこのほど同社のドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」の会員5749人を対象に「路上駐車(ろじょうちゅうしゃ)」に関する調査を実施したところ、こんな実態がわかりました。
2年以内に路上駐⾞(ろじょうちゅうしゃ)をした経験が「ない」と回答した⼈(ひと)の割合が過去最高となる78%にも上りました。
路上駐⾞(ろじょうちゅうしゃ)の経験者の⽐率(ひりつ)は10年(ねん)前の2014年は44%だったのに対し、2024年は22%と半減しています。
その要因として、同社では「ドライバーの意識向上とともに、クルマをとめる場所の整備が進んでいることが影響(えいきょう)している」と分析しています。
路上駐車の理由
路上駐⾞(ろじょうちゅうしゃ)をした理由について聞いてみると、最も多かったのが「駐⾞場(ちゅうしゃじょう)にとめるほどの時間ではなかった」で、その割合は56%に達しました。
次いで多かったのが、「近くに駐⾞場(ちゅうしゃじょう)がなかった」で26%となりました。
また、「交通量が少なかった」が6%と、続きました。
⼀⽅で、3⼈(さんにん)に1⼈(ひとり)は「近くに駐⾞場(ちゅうしゃじょう)がなかった」または「駐⾞場(ちゅうしゃじょう)が満⾞(まんしゃ)だった」を路上駐⾞(ろじょうちゅうしゃ)の理由になっていることも分かりました。
駐車違反は減少傾向
駐車違反の取締り件数は年々、減少傾向にあります。
2013年には166万件を超えていたが、2021年以降は年間100万件を下回っています。
しかし、駐車車両が原因となる交通事故の件数は1499件にのぼり、28名の命が失われました。
また、路上駐車は交通事故をはじめ、交通渋滞や緊急車両の通行妨害など様々な問題を引き起こしています。
同社は「駐⾞場(ちゅうしゃじょう)にとめたい時にとめられる環境(かんきょう)がさらに整備されることで、路上駐⾞(ろじょうちゅうしゃ)をする⼈(ひと)の割合は減少し、路上駐⾞(ろじょうちゅうしゃ)に起因する様々な問題の抑制につながる」と指摘しています。
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