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2024年夏休みの旅行動向、国内は費用抑制も 海外は光明差し込む

羽田空港第2ターミナルを行きかう旅行者らの写真です

 

大手旅行代理店(てん)のJTBはこのほど2024年7月15日から8月31日までに一泊以上の旅行にでかける旅行者動向見通しをまとめました。

それによると、総旅行者数は前年比4.1%減の6975万人、総旅行消費額が前年比3.2%減の3兆2743億円と、旅行者数、消費額ともに減少すると予想しています。

同社は減少した要因について、「先行きへの不安に加え、前年は新型コロナウイルス感染症の収束により高まった旅行への意欲が落ち着いたため」と分析しています。

 

海外旅行は回復

 

国内旅行の旅行者数は前年比4.2%減の6800万人、総旅行消費額は前年比4.2%減の2兆8560億円になるもようです。

平均費用は4万2000円とほぼ前年並みになると予想しています。

物価高で価格自体が上昇しているものの、旅行日数の短期化や、費用の抑制傾向がみられるといいます。

一方、海外旅行は前年比1.2%増の175万人に伸びると予想しています。

円安や物価の高騰に加え、旅行が長期・長距離化する傾向もあり、総旅行消費額は前年比4.7%増の4183億円に増加し、海外旅行は光明が差し込んでいるようです。

平均費用も前年比3.5%増の23万9000円と増える見込みです。

アジアを中心とした近隣への短期旅行は継続して人気が高いとしています。

また、2024年は欧州など長期に遠方へ旅行する意向がやや回復するほか、円安の影響が少ない地域を選ぶ傾向があるようです。

 

 

 

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