ニッポンの今どきの高校生、7割以上が「夏休みの宿題量は多い」ニッポンの今どきの高校生、7割以上が「夏休みの宿題量は多い」
夏休みも終盤に差し掛かった8月下旬、アサヒ飲料は全国の高校生を対象に実施したアンケート調査「いまドキ高校生の夏休みの宿題に関する全国調査」の結果をまとめました。夏休みの宿題量について聞いたところ、いまドキ高校生の7割以上が「多い」と感じているとの回答を得たとしています。世界的に夏休みの宿題が多い国として知られる“宿題たいこくニッポン”を改めて印象づける格好となりました。また、約半数の県の高校生が、夏休みの宿題を「夏休み後半まで手を付けず、夏休みの終わりが近付いてから一気に進め、終わらせる」という“ギリギリ派”であることもわかりました。調査は全国の高校生1410人を対象に、6月30日から7月4日の期間にインターネットで行いました。
今回の調査では「夏休みの宿題の量についてどう感じるか」と聞いたところ、高校生の74.3%が「多い」と回答しました。国外に目を向けると夏休みの宿題がないという国が多い中、日本の夏休みの宿題量は多くの高校生から「多い」と思われている実態が浮き彫りとなりました。
“ギリギリ派”が約半数
今どきの高校生は夏休みの宿題をどうやって進めるのでしょうか。「夏休みの宿題は余裕をもって早めに終わらせる」という“ソッコー派”。「日々コツコツやって計画的に終わらせる」という“コツコツ派”。「夏休みが終わりに近付いてから一気に片づける」という“ギリギリ派“。この3つのタイプに分けるとどれに当てはまるか聞いたところ、“ギリギリ派“との回答が45.5%と約半数を占めました。都道府県別でみると、“ギリギリ派”の割合が最も多かったのは「秋田県」と「静岡県」で、この2県の割合は63.3%にものぼりました。一方で、ソッコー派が多かったのは「和歌山県」で、その率は50.0%に達しました。 “コツコツ派”のトップは「福島県」で46.7%、第2位は「茨城県」で43.3%と続きました。
邪魔ものはスマホなど
一方、宿題や勉強の邪魔をするものとして挙げられたのがスマートフォンで、96.5%の高校生が「勉強中にスマホを手に取りたくなったことがある」と回答しました。このほか、勉強の妨げになるものとして挙がっていたのが、アイドルやアーティスト、アニメキャラクターといった自分の好きな対象を応援する「おし活」(21.8%)や「恋愛」(16.2%)といった高校生らしい項目もありました。「おし活」と「恋愛」を都道府県別にみると、「おし活」のトップは「山形県」「新潟県」で、ともに43.3%となりました。一方、「恋愛」は「栃木県」と「大分県」が第1位でその率はともに26.7%となりました。
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