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続く食品価格の値上げ 円安や原材料価格の高騰が直撃

テーブルの上に置いてあるオリーブオイルとオリーブのみの写真です。

食品価格の値上げが続いています。
民間信用調査会社の帝国データバンクがこのほど食品メーカー195社を対象に実施した価格改定動向調査によると、5月の食品の値上げは417品(ひん)にのぼることがわかりました。

値上げは「酒類・飲料」がもっとも多く、その数は253品(ひん)にも達しました。次いで多かったのは「加工食品」で、レトルト調理商品や幼児食、肉製品などを中心に97品(ひん)となりました。
「原材料」は66品(ひん)となりました。オリーブオイル製品が中心で、値上げ率は50%を超える大幅な価格の引き上げが目立ちました。
猛暑や干ばつなど天候不順による不作でオリーブ価格が高騰していたことに加え、円安も追い打ちをかけています。

 

急ぐ価格転嫁

値上げの要因の一つになっているのが、急速に進む円安です。
足元の為替相場は一時、約34年ぶりの水準となる1ドル=160円台を付けるなど急速な円安が続いており、輸入食材を中心に原材料価格が上昇しています。
このため、メーカー各社は価格転嫁を急いでいます。

 

今秋にも値上げラッシュ

食品価格の値上げ傾向はしばらく続きそうです。
懸念されるのは円安で、このまま円安トレンドが続けば、輸入食材を中心にさらなる値上げ圧力が高まるのは避けられそうにありません。
今後の見通しについて、帝国データバンクは「1ドル=150円台後半の円安水準が長期化または一段と円安が進行した場合、今秋には円安を反映した値上げラッシュの発生が想定される」と分析しています。

 

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