進む若者の読書離れ 21歳の6割以上が本を読まず進む若者の読書ばなれ 21歳の6割以上が本を読まず
21歳の若者の6割以上が本を読まなくなっている—
文部科学省がこのほどまとめた2022年の「21世紀しゅっせいじ縦断調査」でこんな実態が浮き彫りになりました。同調査は2001年に生まれた特定の子どもを対象に、毎年さまざまな質問をし、もんかしょうはその変化を分析しています。今回の調査対象は約2万2800人となります。
21歳の若者に「この1カ月に読んだ紙の書籍の数は?」と聞いたところ、「0冊」と回答した人の割合は62.3%にも達しました。
次いで「1冊」が19.7%、「2から3冊」が12.3%、「4冊以上」が5.8%という結果になりました。
電子書籍も読まず
また、「この1カ月に読んだ電子書籍の数は?」と質問したところ、「0冊」との回答が78.1%と8割に迫る結果となりました。
さらに、この1カ月に読んだ雑誌やマンガの電子書籍の数についてを聞くと、「0冊」の割合は57.3%と過半数を超えました。
ちなみに、今回の調査に回答した21歳の若者が10歳だった当時の調査で、保護者に子どもが読書をする習慣について尋ねたところ、「0冊」と回答した人はわずか10.3%しかいませんでした。
SNSや動画投稿サイトが普及する中で、若者の読書離れは深刻のようです。
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