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2023年夏の猛暑、地球温暖化が一因に…

公園の噴水でみずあそびをする親子の写真

今年の夏の猛暑は、地球温暖化による気温の上昇がなければ起こらなかった—
東京大学や気象庁気象研究所などの研究チームはこのほど2023年7月から8月の記録的な猛暑について、こんな分析結果をまとめました。

研究チームは今年の夏の猛暑について、「60年に1度の非常にまれな現象だった」と分析しています。

 

猛暑が起こりうる確率は…

今年の夏は連日、日本列島を記録的な猛暑が襲い、過去126年で最も暑い夏となりました。

気象庁によると、6月から8月の平均気温は平年と比べて1.76ども高く、1898年の統計開始以来、最高となりました。

研究チームは温暖化が異常気象にどのような影響をもたらしたのかを評価する「イベント・アトリビューション(EA)」と呼ばれる手法を用いて、7月下旬から8月上旬の猛暑などを分析しました。

この結果、7月下旬から8月上旬に猛暑が起こりうる確率は1.65%で、「60年に1度しか起こりえない」と結論づけています。一方、温暖化が進んでいない仮定で計算したところ、その確率はほぼ0%だったとしています。

 

せんじょうこうすいたいのはっせいすうも1.5倍に

同時に研究チームは6月から7月上旬に全国各地で発生したせんじょうこうすいたいと呼ばれる大雨についても調べました。温暖化がなかった場合と比べてせんじょうこうすいたいのはっせいすうは約1.5倍に増えたと試算しています。

また、7月上旬に発生した九州北部の大雨を対象に、地球温暖化の影響を評価したところ、総雨量が約16%増加していたことが分かったとしています。

本文ここまで

 

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