2023年9月8日

花王「めぐりズム」から、"ゆらぎの声"に向き合う新プロジェクト「エヌスラさんろくごマルマル by めぐリズム」が誕生

花王から発売された、エヌすらさんろくごまるまるの商品が並べられている写真。商品のパッケージにはイラストが大きくえがかれています

日々生きているなかで感じるざわっとした気持ちや感情など、それぞれが感じている“ゆらぎの声”に向き合う商品が、花王から誕生しました。

２０２３年８月３０日に応援購入サービス　マクアケで先行販売が開始されたのは、同社があらたにはじめた「エヌスラさんろくごマルマル by MegRhythm」プロジェクトの商品。性別や年齢の異なる８人のユーザーにインタビューした声をもとに開発した５つのアイテムのうち、２つの商品がマクアケでそれぞれ先行販売をスタートしています。

今回先行販売をする商品のうち、ひとつは４種の練り香水がセットになった「とろけるソリッドパフューム　月の満ち欠け（蒸気でホットアイマスク付き）」。もうひとつは、お風呂で使う美容液タイプのトリートメント「じわっとホットヘッドスパ」です。それぞれ別のプロジェクトとなり、どちらも先行販売が１０月１６日までの限定商品となっています。

花王の新プロジェクト「エヌスラさんろくごマルマル」

同プロジェクトは『一人ひとりとの対話を通じて人々の“ゆらぎの声”に向き合いたい』という一人の社員の想いから生まれたそう。

「人生１００年」と聞くと途方もなく感じますが、１年３６５日、つまり３６５００日の１日１日を積み重ねた先にたどりつくもの。３６５００日の中には笑顔でいられる日もあれば、うまくいかずに落ち込む日もある。そんなゆらぎのある自分を受け止めることで、どんな３６５００日の毎日も愛おしく感じることにつながるはずという想いから「n/３６５００」というプロジェクトがスタートしたといいます。「人生１００年」と聞くと途方もなく感じますが、１年３６５日、つまり３６５００日のいちにちいちにちを積み重ねた先にたどりつくもの。３６５００日の中には笑顔でいられる日（にち：ひ）もあれば、うまくいかずに落ち込むひもある。そんなゆらぎのある自分を受け止めることで、どんな３６５００にちの毎日もいとおしく感じることにつながるはずという想いから「エヌスラさんろくごマルマル」というプロジェクトがスタートしたといいます。

エヌすらさんろくごまるまるのロゴマーク。白い背景に黒い文字で小文字のNの右下におおきな下弦の月をイメージした弓のようなかたちがあり、そのみぎしたに数字でさんろくごまるまるとかかれています。数字はすべてことなるフォントでデザインされています — 上弦の月を表す花王のロゴとは反対に、下弦の月をイメージしたプロジェクトのロゴ

ロゴには世の中の価値基準にとらわれず、自分にとって必要でないものをときには手放し、静かに生まれ変わっていくことにも目を向けたいという想いがこめられているという。満ち欠けする月のようにゆらぐ自分をまず受け止め、どんな日々もいとおしいと思えるようになるための取り組みを考えていくとのこと。

同プロジェクトには、想いに共感した茶道家の岩本涼しが代表をつとめるTeaRoom、ちょうこうしの山根大輝しが代表をつとめるScentopiaの２社も参画し、共同で商品をプロデュースしています。

ゆらぎの声をそのままパッケージに

パッケージに描かれている、大きなビルの前を歩く女性の印象的なイラストは、漫画家の今日マチ子さんが実際の“ゆらぎの声”からインスピレーションを受けて描いたもの。

それぞれの商品は実際に寄せられた“ゆらぎの声”に向き合って作られており、パッケージにもその声がそのままデザインされているのも特徴です。

今回先行販売されている、じわっとホットヘッドスパのパッケージと商品写真。パッケージは縦長の箱になっていて、女性が大きなビルの前を歩いている様子のイラストがえがかれています。商品は縦長のノズルタイプの容器で、ホームにとまっている電車のイラストがえがかれています。どちらもイラストのほかに、エヌすらさんろくごマルマルのロゴとゆらぎの声「現実逃避がうまくなったな」という言葉がデザインされています — 日常のなにげない風景がえがかれたイラスト

とろけるソリッドパフューム　月の満ち欠け（蒸気でホットアイマスク付き）

同商品は「自分のご機嫌のとりかたが、わからない。」という“ゆらぎの声”に向き合って作られた、４種のソリッドパフュームと１２枚の「蒸気でホットアイマスク」のセットです。

ソリッドパフュームとは練り香水のこと。指のぬくもりでじんわり溶かしながらとり、耳のうしろや手首のうちがわ、デコルテなどに塗って香りを楽しむことができます。

セットになっている無香料の「蒸気でホットアイマスク」は現在も販売されていますが、同プロジェクト限定の特別パッケージで登場。ソリッドパフュームと一緒に使うことで、視覚を遮断し、香りに集中してリラックスできます。

ふたを回してあける、丸いジャータイプ容器にハイった４種類のソリッドパフュームと紙の箱のパッケージが２つ並んでいる写真。真ん中にはソリッドパフューム４つがハイる黒い紙の箱に、若い女性が部屋の中でぼんやり座っているイラストがえがかれています。右側の白い箱には無香料の蒸気でホットアイマスクが今回のプロジェクト特別バージョンのパッケージにいれられています。パッケージには図書室で本を選ぶ女性のイラストがえがかれています — 右の箱が「蒸気でホットアイマスク」の特別パッケージ

４種の香りのなかから自分の好きな香りをつけるのはもちろん、どの香りにしようか迷ったときは「今の自分」にあった香りに導いてくれるしかけもあります。ソリッドパフュームのパッケージの裏にあるQRコードからWEBサイトにアクセスすると、「いまの気持ち」や「いま口にしたいのはどんな味か」など１１の質問が。

今の気持ちに寄り添うためのアルゴリズムとして、ちょうこうしの山根大輝氏監修のもと開発されたこれらの質問に答えていくと、満月、下弦、新月、上弦の４種類の香りから「今の自分」にあった香りを教えてくれます。

上弦の香りのソリッドパフュームの写真。直径５せんちくらいのひらべったい丸い容器にハイっていて、ふたを回してあけるジャータイプ。ソリッドパフュームはクリームいろでそれぞれ４グラムずつハイっています — 上弦の香りのソリッドパフューム

４種の香りは、どれも落ち着く印象でした。「満月」はイランイランの少しスパイシーな香り。「下弦」は、土や大地を思わせるサンダルウッドの香り。「新月」は、落ち着いたバニラの香り。「上弦」は、オレンジやグレープフルーツの柑橘系の香りで、どれもその時の気分をうまくリセットできるように感じました。つける量にもよりますが、強すぎる香りではなく、力を抜いてリラックスできる、優しく香る練り香水です。

自分の機嫌は自分でとりたいものですが、ときには理由もなくイライラしたり、ふさぎこんだりする日もありますよね。そんな時に心強い味方になってくれそうなアイテムです。

じわっとホットヘッドスパ（ウォータートリートメント）

じわっとホットヘッドスパの商品写真。自立する縦長のノズルタイプの容器にハイっています。容器のそくめんを押すことでノズルのせんたんから、なかの液体がでるようになっています。商品パッケージにはホームにとまっている電車のイラストとしゃないにいる女性の姿がえがかれています。内容量は２００ミリリットル — じわっとホットヘッドスパ

「現実逃避がうまくなったな。」というドキッとする“ゆらぎの声”に寄り添った、新感覚のじわっとホットヘッドスパは、透明な美容液タイプのトリートメントです。

シャンプーしたあとに軽く水をきったら、ノズルから直接つけることができるので便利。まるで水のような質感なので、髪全体にさっとなじんで広がり、簡単に髪の毛の隙間から頭皮へ塗ることができます。

塗ったあと頭皮をマッサージすると、水とふれることでさらさらとした美容液がクリーム状に変わります。アミノ酸由来のダメージケア成分を含んだ濃密クリームが髪に密着、集中補修。さらにじゅわっと、おんかんを感じることもできる新感覚のアイテムです。最後にぬるま湯でよくすすぎかわかすことで、しっとりつややかな髪へ導くとのこと。