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価格高騰を感じる食品ランキング 断トツのトップはあの“物価の優等生”

スーパーマーケットに並ぶタマゴのパックの写真

価格高騰を実感する食品のナンバーワンは「卵」―
音響機器・セキュリティ機器メーカーのティーオーエーがこのほど全国の20代から50代の主婦・しゅふ500人を対象に実施したアンケート調査「スーパーでの買い物に関する調査」で、こんな実態が分かりました。

同調査の中で、「価格の高騰を感じる食品は?」(複数回答可)と聞いたところ、長期にわたり価格の変動が少ないことから“物価の優等生”と呼ばれた「卵」がトップとなりました。その割合は86.2%にものぼりました。

続く2位は「小麦・小麦製品」で65.2%、3位が「調味料・調味油」で62.8%となりました。いずれも食卓に欠かせない食品が上位を占めました。

 

依然、高い水準に

ここ数年、卵の価格が急騰しています。
卵の卸売価格の目安となる「JA全農たまご」の東京地区でのMサイズ1キロあたりの2020年8月の平均価格は145円でした。

しかし、飼料価格の高騰や鳥インフルエンザなどの影響で、23年4月と同年5月の平均価格は過去さいたかねとなる350円を付けました。

その後、価格はやや落ち着きを取り戻し、23年8月の平均価格は280円にまで下がりました。

しかし、卵の卸価格は3年前と比べて約2倍と、依然として高い水準にあります。

 

価格高騰の対策は

同調査の結果を見ると、家庭で価格高騰の対策に乗り出している実態も浮き彫りとなりました。

食費を抑えるための工夫として、「商品の相場を把握しておくこと」 「クーポンや曜日限定で価格が安いときに購入する」「期限間近での見切りひんや特売ひん、プライベートブラントひんを買う」 「タイムセールを利用」 などの回答があがりました。

また、「食材を使い切るように、買ったものをその都度メモする」との声もありました。

家庭では“お買い得ひんの購入”や“食材を無駄にしない”といった涙ぐましい努力で、押し寄せる“物価高騰の波”を乗り切ろうとしています。 

 

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