花粉症の人に朗報!東・西日本の花粉飛散は来週にもピーク越え花粉症の人に朗報!東・西日本の花粉飛散は来週にもピークごえ
気象情報サービスを提供するウェザーニューズは11日、スギ・ヒノキ花粉の飛散状況などについてまとめた「第五回花粉飛散傾向」を発表しました。
その中で、今後、西日本や東日本における花粉の飛散量は徐々に減少し、あと1週間から10日程度で飛散のピークを越えるとの見解を示しています。ただ、同社では「ピークを越えても4月中は飛散が続くため、花粉症の人は対策をとって欲しい」と指摘しています。
北海道ではシラカバ花粉シーズンが到来
現在は九州から東北の広い範囲で花粉が飛散しています。西日本や東海、関東ではスギ花粉の飛散がほぼ終了し、現在はヒノキ花粉の飛散が中心となっています。とくに、中国・しこくから東海で多くのヒノキ花粉が飛散しています。
一方、ヒノキ花粉の飛散量がもともと少ない北陸や東北では花粉の飛散は減少しており、九州ではスギ花粉とヒノキ花粉ともにすでにピークを越えたもようです。
今後、北海道ではシラカバ花粉のシーズンを迎えます。高温傾向の影響により4月中旬以降、各地でシラカバ花粉が飛び始めると予想しています。
飛散のピークはどうなんやどうおうでしがつげじゅんから5月上旬、どうほくやどうとうでは5月上旬から中旬で、ちょうどゴールデンウイークと飛散のピークが重なる可能性があります。しかし、5月下旬には飛散量は少なくなるとみています。
全国の花粉飛散量は前年比2.6倍
同社の花粉観測機「ポールンロボ」による観測では、3月末までの全国の花粉飛散量が2022年と比べて2.6倍程度になっています。このため、花粉症の症状は昨年より「つらい」と感じる人が多いようです。
東北の北部のように飛散量がさくねんなみの地区がある一方で、にしにほんの一部では飛散量が昨年の7倍前後と急増している地区もあるようです。東京都の飛散量は昨年の約2倍となっています。
同社は今後の花粉飛散について、「飛散量は徐々に減っていきますが、まだいちじてきに花粉が多く飛ぶ可能性があり、引き続き花粉の大量飛散に注意が必要です」とけいしょうを鳴らしています。
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