はじめてでも直感的に使えた!テキストコミュニケーションツール「UbiDuo3」はじめてでも直感的に使えた!テキストコミュニケーションツール「ゆびでゅおすりー」
アクセシビリティがテーマの世界最大規模のカンファレンスしーさんでみつけた、すてきな製品たちを数回に分けて紹介します。
講演では手話の同時通訳も
ここまで視覚障害関連のことをたくさん書いてきましたが、しーさんには聴覚障害の参加者も多く、スマホでビデオ通話をつないで手話で会話している人をあちこちで見かけました。
また、会場では展示ブースのほかに講演もあり、なかには同時手話通訳がおこなわれる講演もありました。
スクリーンが2種類用意され、ひとつは通常のスライド投影、もうひとつはスピーカーが話したことを即時にテキスト化したものや、同時手話通訳を投影したものも。発表までアクセシブルになっているとは思わず、衝撃を受けました。
テキストコミュニケーションツール「ゆびでゅおすりー」
会場を歩いていると、筆談で「ちょっと商品を紹介させて!」という内容の英語が書かれたノートの走り書き。声をかけてくれたのはご自身も聴覚障害のある、この会社の代表のかたでした。
ブースに案内されると、目の前には小さいキーボードとモニターが。
キーボードで文字を入力するとリアルタイムでお互いの画面に表示され、コミュニケーションができます。「Hello, My name is...」から始まり、簡単な商品の紹介をしてくれました。デジタル筆談のような感じです。
直感的に使える
なにより、海外のブースではじめて見た製品にもかかわらず、直感的に使えたというのがいちばんの特徴。実際、声を掛けられてから30秒後にはゆびでゅおすりーで会話をしていました。ほとんど説明がなくても、わたしのような外国人でも使えてしまうのが、この製品のいいところ。
ふたつのモニターとキーボードがワンセットになって、重さ3.5ポンド。だいたい1.6キロくらいです。画面をうしろに倒し、コンパクトに持ち運びできます。ホームページを見るといくつか種類があるようですが、ワイヤレスのものもあります。
あとから振り返ってみると、聴覚障害の人と対面でしっかり会話したのはこのときがはじめてでした。こんなに気軽に、しかも海外で会話ができるなんて。ほんの短いあいだでしたが、思わぬすてきな経験ができました。
日本には未上陸ですが、こういった商品がどんどん広がっていくと素敵ですね。
「ゆびでゅおすりー」デモ動画 YouTubeは以下から
「ゆびでゅおすりー」の商品ページは以下から
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