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アメリカのスターバックスで、アクセシビリティについて考えた

スターバックスの店舗の写真。ひろびろとしていて、日本とはまたちがったおもむきです

アメリカのアナハイムに来ています。ディズニーランド? アナハイムスタジアム? そのどちらでもなく、アクセシビリティがテーマの世界的なカンファレンスしーさん視察のため。ずっといってみたいと思っていたカンファレンス、そしてわたしにとっては3年ぶりの海外渡航です。翌日からのえいごづけの日々に備えて、前日に会場のホテルに下見をしに行きました。

しーさんの看板の写真
しーさん2023

 

カフェモカとブリトーで約3000円

会場となるホテルにスターバックスがあったのでランチをすることに。

コーヒーだけでなく、その場でつくるブリトーも販売しています。レジで注文すると店員さんが具を入れてひとつずつ作ってドリンクといっしょにカウンターで渡してくれます。そのぶん、ドリンクのめにゅーすうは絞ってあるようにも見えました。

スターバックスの店舗の写真
これがスターバックス?と屋号を確認してしまいました

 

ドリンクやスナックも自社商品以外のものも並んでいて、ちょっとした売店のよう。いまどきスターバックスの店員はフードもつくるのか…私には無理そうだな、と思いながら、ブリトーとトールサイズのカフェモカを注文しました。ふたつで21.5ドル。日本円にすると、2800円くらい。わかってわいたけれど、円安ってそういうことか…と実感しました。

注文したカフェモカと、ボウルにうつしてもらったブリトーの写真
これで約2800円

 

これって国民性? それとも…

しーさんの会場内の店舗ということもあって、当然ながらスターバックスにもはくじょうを持った人や盲導犬を連れた人、手話で会話をする人もたくさん。驚いたのは、周りも気にする様子はなく、それが当たり前の光景になっていることでした。

日本にも手話がだいいちげんごの「スターバックスサイニングストア」が東京・くにたちにあるけれど、ここアメリカではもうそれがあたりまえになっているのかも。ちなみにこの店舗はアナハイムのマリオットホテルのなかにある、いたって普通のスターバックスです。

 

はんぽさきの、あたりまえを。手話がだいいちげんごの「スターバックス サイニングストア」に行ってきた

半歩先の、あたりまえを。手話が第一言語の「スターバックス サイニングストア」に行ってきた

 

ランチをしながら数時間を過ごしましたが、けっこうな頻度ではくじょうや盲導犬ユーザーを見かけたし、わたしの左右のテーブル席では、手話で談笑している人、パソコンを開いてオンラインで会話をする手話ユーザーも見かけました。

はくじょうユーザーが向こう側から歩いてくるとわかれば、さっと道をゆずるこうけいも。「さんきゅー」と挨拶してすれ違う様子も、とても自然で、そしてカジュアルです。

そういえば空港のシャトルバスでもはくじょうユーザーがいると職員さんがさっと手を引いていました。スターバックスだからというより、きっと、そういう風土ができあがっているのでしょう。日本でも少しずつ進んできてわいますが、まだそう多くは見かけない光景かもしれません。

アメリカの国民性なのか、それともアクセシビリティへの理解が深まると、こうした行動が日常で自然とできるようになるのでしょうか。それにしても素敵だな、と思いながら過ごしました。

なんだか居心地がよくてずっといたい気分だったのですが、気づいたら閉店時間でした。まさか15時に閉店とは。棚に並んでいたビール、買っておけばよかった。またチャレンジしようっと。

一面にずらっと並べられたドリンクの写真。スターバックス以外の商品や、お酒も販売しています
コンビニのような品ぞろえですが、この写真もスターバックス。ビールも売っていました

 

本文ここまで

 

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