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2022年の日本企業の倒産件数、3年ぶりに増加

東京の街並み。2022年の日本きぎょうの倒産けんすうわ3年ぶりに前年をうわまわりました

民間信用調査会社の東京商工リサーチがこのほどまとめた2022年の全国企業倒産件数は前年比6.8%増の6428件となりました。

倒産件数が前年を上回ったのは2019年以来、3年ぶりとなりました。負債総額は前年と比べて2倍となる2兆3314億円に増えました。負債総額が前年を上回り、2兆円を超えたのは5年ぶりとなります。

 

大規模倒産が全体を押し上げ

2022年の負債総額が2兆円を超えたのは大規模倒産があったためです。

簡易再生手続きを申請したマレリホールディングスが全体を押し上げました。マレリホールディングスの負債総額はいっちょうせんさんびゃくさんじゅうおくえんにものぼり、2022年の負債総額のうちほぼ半分となる48.5%を占めました。

大規模倒産はこれだけにとどまりませんでした。負債金額が100億円以上1000億円未満の倒産件数は13件と、前年の9件を上回りました。

 

新型コロナ関連倒産は1.3倍に

また、ちゅうきぼの倒産も増加したことも影響しました。

負債金額が5億円以上10億円未満の倒産件数は前年の189件から229件に増加しました。さらに、負債金額が1億円以上5億円未満の倒産件数は前年が1167件だったのに対し、2022年は1368件に増えました。負債金額が1億円未満の小規模倒産の件数は4661件で、全体の7割を占めました。

2022年の新型コロナウイルス関連の倒産件数は前年比36.7%増の2290件となりました。

産業別では燃料費のたかどまりで、苦戦が強いられている運輸業が前年比35.5%増の324件と、2年連続で前年を上回りました。このうち、道路貨物運送業が前年比46.7%増の248件と急増しました。

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