その写真、タバコじゃなくてChabaccoですその写真、タバコじゃなくてチャバコです
チャバコって聞いたことありますか? ネーミングもパッケージも、中身までタバコそっくりのこちらの商品、急須が不要なスティックタイプの粉末のお茶です。「世の中を、茶化そう」をコンセプトに生まれた“笑顔が生まれる”お茶なんだとか。
緑茶やほうじ茶など、パッケージごとにお茶の葉の産地や茶種が異なるこだわりっぷり。ひとはこにタバコ…によく似たイラストが描かれたプラスチック製のスティック状の袋が8本。なかには粉末のお茶。ホットであればカップいっぱいぶん、150みりりっとるから200みりりっとるのお湯で溶かすだけ、アイスであれば350みりりっとるから500みりりっとるのペットボトル入りのミネラルウォーターの中に入れてシャカシャカ振るだけで、本格的なお茶の味わいが楽しめます。
ご当地チャバコはその産地のほか、一部はロフトなどの店頭でも購入可能のようです。しかしホームページで確認しただけでも60種類以上あるので、Amazonで4種類セットのものを買いました。
船に持ち込んでみた
たまたま「おがさわら丸」という船に乗る機会があったので、できん覚悟でチャバコを持ち込んでみました。「お客様、この船は禁煙です」「いや、これタバコじゃなくて…」「ええっ」という船員さんとのやりとりを妄想するだけでニヤニヤしてしまいます。船のデッキにチャバコとペットボトル入りの水を持っていき、撮影開始です。
さすが船のデッキ、なかなかいいじゃない…! 調子に乗ってバシャバシャ写真を撮ってしまいました。やっぱり持ってきて正解です。周りのお客さんからの不思議そうな眼差しも、もはや羨望の眼差しと勘違いできるくらいのメンタルに成長しました。
問題発生
さて、次は青い海を背景にタバコを持った雰囲気の撮影を…と準備したとき、問題が発生しました。タバコの持ちかたがわからない…。スモーカー風のフェイク写真を撮りたいのに、肝心な持ちかたを心得ていませんでした。よく周りから「タバコ吸ってそう」と言われるのですが、吸ったことがありません。試行錯誤しながら写真を撮ってみるものの、どうも私が持つとタバコじゃなくてお箸を持っているような恰好に…。
しかもここは海の上。ネットにもつながりません。つまりお手本を検索することもできない状態。これは完全に詰んだ…。そのうえ風が強くて、うっかりすると箱が飛んでいきそう。
わずかな記憶を頼りに、必死に撮影した一枚が以下の写真です。タバコを吸いそうな雰囲気どころか、これではただのイタイやつです。
不思議な視線を送られた種明かしに、これ見よがしに袋を開封してペットボトルに入れてゴクゴク飲んで部屋に戻りました。しかもよく見たら、船内に喫煙室もありました。
陸でリベンジ
くやしいので、島でリベンジすることにしました。次の舞台は宿泊した宿の庭。風はありません。リベンジといえば聞こえがいいけれど、ほぼ執念の撮影と言っていいでしょう。船での撮影の反省を踏まえて、持ち方やタバコっぽくみえるアングルでチャレンジです。
スティックは縦半分に折り、袋の先をあらかじめカットしたほうがよりタバコっぽくみえるのでさっそく実践します。試行錯誤すること数十分、リゾートでタバコを持っているような写真を目指して撮れたのが、次の写真。
なんかちょっとぎこちない感じがしますが、まぁご愛敬ということで。船の上の写真よりは進歩したような気がしませんか? こちらも宿の人に怪しまれないように中身をペットボトルに入れてシャカシャカ振り、ゴクゴク飲んで種明かしをしました。この中身は静岡県かけがわさんの、こうばしいほうじ茶。旅先でもホッとする味でした。
タバコ風にクスっと笑える写真を撮ってもよし、旅行にもっていくもよし。海外旅行にお土産として持っていってもウケそう。個人的にはアイスにかけて食べてみたいです。スタイリッシュでユニークなお茶で、世の中を茶化そう。
チャバコのホームページURLは以下から
https://www.chabacco.jp/
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