パワハラ被害、20代は3割が経験 セクハラ被害、最多は30代パワハラ被害、20代は3割が経験 セクハラ被害、最多は30代
インターネット接続事業を展開するビッグローブ(東京都品川区)は、このほど同社が運営するオウンドメディア「あしたメディア by BIGLOBE」で、「ハラスメントや性加害」に関する調査を実施しました。今回の調査は全国の10代から60代までの男女1000人を対象に、インターネットで行いました。
「パワハラを受けたことがあるか」と質問したところ、20代では「あてはまる」が14.2%、「ややあてはまる」が14.6%とあわせて3割の人が「パワハラを受けたことがある」という結果になりました。
さらに、40代から50代になるとその割合は増え、「あてはまる」「ややあてはまる」と回答した人が合計で4割を超えました。パワハラが若年層からミドル層と幅広い世代で横行している実態が明らかになりました。
また、男女別でみると、10代から20代の若年層ではその差はみられませんでしたが、30代から60代のミドル層では女性のほうが「パワハラを受けたことがある」との回答が多かったとしている。
ミドル女性の約4割がセクハラ被害
次いで「セクハラを受けたことがあるか」と聞いたところ、20代では「あてはまる」が8%、「ややあてはまる」が12.2%と合計で2割を超える人が「セクハラを受けたことがある」と回答したとしている。
セクハラ被害が最も多かった世代は30代で、「あてはまる」が19%、「ややあてはまる」が11%とあわせて3割の人がセクハラを受けていた実態がうかびあがりました。男女別でみると、10代から20代の若年層では男性が「受けたことがある」との回答は13.6%だった。
一方、女性は23.7%が「セクハラを受けたことがある」ということがわかりました。30代から60代のミドル層では、女性が38%とその割合は4割近くまで達した一方で、男性は10.5%にとどまり、男女間で大きな差がみられました。
2から3割は“見て見ぬふり”
「ハラスメントや性加害、いじめを見かけても止められなかったことがあるか」との問いに対し、「止められなかった」との回答は10代が26%、20代が25.8%となりました。30代から50代の各年代も約3割が「止められなかった」という結果になりました。各世代で2から3割の人が“見て見ぬふり”をするという実態が浮き彫りとなりました。
実際、読者のあなたがハラスメントや性加害、いじめを目撃した時、どんな対応をしますか。“勇気”を振り絞って注意をするのでしょうか? それとも“見て見ぬふり”をするのでしょうか? 今回の調査結果を踏まえ、そんなことを少し考えてみるのもいいかもしれません。
本文ここまで