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【2025年バレンタイン事情】 チョコレート一粒の価格が初の400円台乗せ

バレンタインの詰め合わせタイプのチョコレート

信用情報サービス会社の帝国データバンクはこのほど2025年のバレンタインシーズンに発売するチョコレート価格の動向について調査を実施しました。

その結果、バレンタインのチョコレート一粒あたりの平均価格は前年比5.8%増の418円となりました。

チョコレート一粒あたりの価格が400円台に乗せたのは、2022年の調査開始以来、初めてとしています。

今回の調査は全国の百貨店やショッピングモールなどに展開する150のチョコレートブランドを対象に、前年の価格と比較できる商品について調査を行いました。

対象商品は売れ筋となる一粒バラ売りもしくは詰め合わせタイプの商品となります。

 

カカオショック直撃

 

バレンタインチョコレートの値上げの要因は記録的不作で国際的なカカオ豆の取引価格が高騰する「カカオショック」に見舞われたほか、円安なども重なって調達コストが高騰したことが背景にあります。

さらに、チョコレートを包むアルミ箔やセロハン、箱などの包装資材や輸送費の大幅上昇も追い打ちをかけ、価格の引き上げに踏み切ったチョコブランドが多いと見ています。

足元の円安や原料高は今後、長期にわたってチョコ製品の価格設定に影響を及ぼすとみられています。

3月のホワイトデー商戦などでも全体的に高値傾向が続くことが予想されています。

 

涙ぐましい努力も

 

ただ、今年のバレンタインは企業側の涙ぐましい努力がみられたのも特徴のようです。

一箱あたりの個数やカカオの使用量を抑えたり、クッキーやカヌレなどのスイーツをラインアップに加えたりすることで、チョコレートへの依存度を下げるといった取り組みが多くみられています。

同社は今年のバレンタイン商戦について、「バレンタインの支出の増加にこだわらない顧客層が多いとされています。しかし、これまでどおりの商品構成では原材料となるカカオ豆の著しい価格高騰を背景に大幅な値上げが避けられないといった事情もあり、2025年のバレンタイン商戦は例年以上に価格設定が難しくなっている」と分析しています。

 

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