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2024年の「ラーメン店」の倒産件数、過去最多に

とんこつ魚介スープのラーメン。チャーシューと煮卵、キャベツがトッピングされています

 

2024年の「ラーメン店」の倒産件数が過去最多になったことが、信用情報サービスを提供する帝国データバンクがこのほどまとめた調査で明らかになりました。

昨年に負債1000万円以上、法的整理となった件数は72件にのぼったとしています。

倒産件数は2023年実績の53件に比べて、35.8%も増加しました。

背景にあるのが人件費やガスや電気代といった光熱費、原材料のコストが高騰したことです。

これにより閉店に追い込まれたケースも少なくないようです。

 

2025年も倒産増加か

 

同社によると、2023年度のラーメン店の業績は「赤字」が33.8%、利益の減少を示す「減益」が27.7%にのぼったとしており、ラーメン店の多くが苦しい経営環境に立たされているようです。

こうした中で、ラーメンの価格は「1杯1000円の壁」に代表されるように価格転嫁が難しいことで知られています。

ラーメンの価格は値上げ傾向が続いているものの、依然、全国平均で700円を下回る水準が続いています。

この価格でコスト高騰を十分に吸収できているとはいえそうにありません。

他の業界と比べて値上げが難しいという固有の事情もかかえるラーメン店業界。

今後もコストの増加分を価格に転嫁できない中小店を中心に苦境にあえぐ展開が予想され、2025年もラーメン店の倒産件数は増加しそうです。

 

 

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