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「身体の活動量」、約半数が国の推奨値(すいしょうち)を達成せず

プールで泳ぐ女性

 

笹川スポーツ財団と明治安田厚生事業団はこのほど20歳から80歳までの男女650人を対象に「身体の活動量」に関する調査を実施しました。

その結果、厚生労働省が掲げる健康づくりに必要な「身体の活動量」の推奨値(すいしょうち)を達成している割合は全体で49.5%と、約半数ほどにとどまっていることが明らかになりました。

この達成率の内訳は20歳から64歳までの成人が45.6%、65歳以上の高齢者が61.7%となっており、高齢者が成人を上回っていることもわかりました。

 

活動量計を使用

 

今回の調査では三軸加速度センサーが入った活動量計を使用し、身体活動を客観的

に測定したとしています。

腰に装着するだけで、身体の活動データを1分ごとに記録し、個人の身体の活動量や歩数が測定でき、日常生活で「どのくらい動いているのか」「どのくらい座っているのか」を本格的に測定・分析することができるとしています。

厚生労働省は体を動かしている人ほど心臓をはじめとした循環器系の病気などにかかりにくいとして、成人で1日60分以上、高齢者で1日40分以上の庭仕事や水泳、子供と遊ぶといった中高強度(ちゅうこうきょうど)の身体活動を推奨しています。

全体では男女ともに高齢者の達成率が高く、性別でみると男性よりも女性の達成率が低かったとしています。

 

 

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