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全国で噛む力が最も強いのはどの都道府県? ロッテ調査

おせんべいを食べる高齢の男性

 

菓子大手のロッテはこのほど全国47都道府県の20代から60代の4700人を対象に「噛む力(かむりょく)」の調査を実施しました。

その結果、群馬県がトップとなりました。

2021年に実施した前回調査で群馬県は20位でしたが、今回は大幅に順位をあげました。

群馬県に続く第2位は宮崎県、3位は沖縄県となりました。

同社は同調査を実施する狙いについて、「食事や噛むことに対する意識や行動の実態を明らかにしたい」と説明しています。

 

「よく噛むこと」への意識

 

今回の調査における「噛む力(かむりょく)」とは、日常生活で「よく噛むこと」に対する意識や、夕食時の一口あたりの咀嚼回数・ガムを噛む頻度といった行動、噛むことの健康効果や食べ物の種類別に必要な咀嚼回数への理解度といった知識といったこの3要素で構成された質問の回答結果を集計したといいます。

そして、同社の「噛むこと研究部」が健康面において好ましいとされる順序に点数を割り振り、偏差値で算出したとしています。

第1位になった群馬県は意識面や知識面に関する質問で、すべて10位までにランクインしたという。

また、2位の宮崎県は全体的に得点が高い傾向にあったとしています。

続く3位に入った沖縄県は知識面を問う「噛むこと」のメリットに関する質問で、群馬県と並んで全国で最も高い得点を獲得したことが、総合での順位を押し上げる原動力となりました。

 

「健康面」や「ダイエット」で重要

 

食事の際に「よく噛むこと」を意識しているか聞いたところ、「いつも意識している」や「よく意識している」との回答は38.4%にものぼりました。

年代別で比較すると、意識していると回答した人のうち20代が最も高く、その割合は47.1%にも達しました。

30代から60代の平均である36.3%を10ポイント以上も高い結果となりました。

よく噛むことを意識していると回答した人にその理由について聞くと、「健康面において重要だと考えるため」という回答が最も多かった。

次いで「ダイエットにおいて重要だと考えるため」という回答が多い結果となりました。

 

若い世代ほどしっかり咀嚼

 

同調査では若い世代ほど、「かたい食べ物」を食べることが多いことがわかりました。

「かたい食べ物」と「やわらかい食べ物」でどちらを食べることが多いか聞いたところ、「かたい食べ物」と回答した人の割合は20代が44.0%で、トップとなりました。

次いで30代が36.7%、40代が35.3%、50代が35.1%、60代が34.9%と続きました。

また、咀嚼回数においても、若い世代ほどよく噛んでいることがわかりました。

夕食時の一口あたりの噛む回数を聞いたところ、「20回以上」と回答した人が最も高かったのは20代で、その割合は23.9%にものぼりました。

一方で、最も低かったのが60代で、わずか15.0%にとどまりました。

若い世代になればなるほど、かたい食べ物をよく食べ、しっかり咀嚼していることがうかがえます。

一方で、高齢になればなるほど、かたい食べ物を食べなくなり、咀嚼回数も減っていくことが明らかになりました。

 

 

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