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健康のために気を配れていない部位は? 第1位は「ほね」

レントゲン写真に映し出された足のほねの写真です

 

乳製品大手の雪印メグミルクはこのほど20代から80代までの男女1000人を対象に「骨の健康」についての調査を実施したところ、多くの人が骨(ほね)の健康に対する意識が低く、骨(こね)の正しい知識や健康の維持方法について知っている人が少ないことが分かりました。

同社は骨(ほね)の健康を通じて人々の挑戦を応援する「骨太な未来プロジェクト」に取り組んでいます。

アドバイザーを務める女子栄養大学の上⻄⼀弘(うえにし・かずひろ)教授は「⾻は健康だけでなく、美容とも関係があることがわかっています。年代ごとに気を付けるべきポイントが違うため、⾻密度(こつみつど)測定などを利⽤してみずからの⾻(ほね)の状態を把握し、⾷事や⽇常⽣活で⾻の健康を意識することが⼤切(たいせつ)です」と呼び掛けています。

 

約7割が「骨代謝」(こつたいしゃ)を知らず

 

調査の中で、「定期的に検査・検診しているカラダの部位はありますか?」と聞いたところ、「歯」「目」「骨」「耳」「臓器」の項目の中で「骨」の検査・検診率が最下位となりました。

骨の検査・検診を受けていないと回答した人の割合は79%にものぼりました。

また、半年に1回以上検査・検診を受けている人の割合はわずか9%にとどまりました。

次いで「新陳代謝していると思うカラダの部位」について質問したところ、「⾻」(ほね)が代謝していると回答した⼈(ひと)の割合は30%にとどまり、多くの人(ひと)が骨の新陳代謝である「⾻代謝」(こつたいしゃ)を知らないことも明らかになりました。

⾻(ほね)は約3年の周期で⽣まれ変わり、古くなった⾻(ほね)を若返(わかがえ)らせる働きがあるといいます。

ただ、丈夫な⾻(ほね)も時間が経つと弾⼒(だんりょく)を失ってもろくなります。

このため、⾻代謝(こつたいしゃ)によって新しい⾻(ほね)に置き換わることで、しなやかで強い状態を維持しています。

しかし、上西(うえにし)教授は「⾻代謝(こつたいしゃ)のバランスが崩れると、⾻密度(こつみつど)が低下します。⾻粗しょう症(こつそしょうしょう)の原因になるため、⾻代謝(こつたいしゃ)の正常な維持は、⾻(ほね)の健康をたもつ上で⾮常に重要です」と指摘しています。

 

「しわ」や「たるみ」の原因に

 

また、「しわ」や「たるみ」の原因になると思うことについて聞くと、「しわ・たるみの原因に⾻密度(こつみつど)の低下が関係している」と回答した人の割合は2割にとどまったこともわかりました。

⾻密度(こつみつど)が低下すると、顔の⾻(ほね)も委縮して「⾻(ほね)やせ」が起こるとしています。

顔も⾝体と同じように⾻(ほね)によって⽀えられています。

このため、⾻(ほね)やせが起こると⾒た⽬にさまざまな変化が表(あらわ)れてくるようです。

頭蓋⾻(ずがいこつ)は全⾝の⾻(ほね)の中でもいち早く⾻密度(こつみつど)が低下し、30代から変化が表れるといいます。

アドバイザーを務めるゆりクリニックの⽮吹有⾥(やぶき・ゆり)院長は「頭蓋⾻(ずがいこつ)の⾻やせにより、顔の筋⾁(きんにく)を⽀(ささ)えるじん帯(じんたい)が緩むと、表⾯(ひょうめん)の⽪膚(ひふ)がたるんでしわやたるみの原因になる」と指摘しています。

 

 

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