子どもの視力低下に歯止めかからず でも虫歯は減少傾向に子どもの視力低下に歯止めかからず でも虫歯は減少傾向に
子どもの視力低下に歯止めがかかりません。
文部科学省がこのほどまとめた2022年度の「学校保健統計調査」で、こんな実態がうかびあがりました。
同調査によると、視力1.0未満の割合は小学校で37.88%、中学校では61.23%、高等学校では71.56%と、その割合はいずれも過去最高となりました。ゲームのしすぎやスマートフォンの使用などで、近いところを長時間見つめ続けることが視力低下の要因の一つとされています。
子どもの視力低下は日本だけの問題にとどまりません。欧米などのせんしんこくの子どもの視力も低下傾向にあるといいます。世界的な問題としてクローズアップされており、早急な対策が求められています。
虫歯のある子どもは減少
一方で、虫歯のある子どもの割合は減少の一途をたどっていることが分かりました。
虫歯がある子どもの割合は小学校で37.02%、中学校では28.24%、高等学校では38.3%といずれも過去最低の水準となりました。その割合が過去最高の水準だった1979年では小学校が94.76%、中学校が94.52%と、いずれも9割を超えていました。
虫歯のある子どもの数が激減している背景には、こうくうケアといった生活習慣の改善のほか、フッかぶつ配合歯磨き剤の普及などがあるとされています。
もんかしょうは全国のしょうちゅうこうなどで実施した健康診断の結果を基に1948年度から「学校保健統計調査」をまとめています。
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