更年期症状のつらさ 8割以上の人が“我慢”更年期症状のつらさ 8割以上の人が“我慢”
更年期症状を自覚する男女の85%は、つらくても我慢して日常を過ごす「隠れ我慢」を経験している―
漢方やくひんメーカーのツムラがこのほど更年期症状を自覚する40代から60代の男女かく100人を対象に実施した更年期に関する調査でこんな実態がうかびあがりました。
更年期症状を抱える男女の8割以上が、つらさを我慢して日常生活や社会生活を送っているようです。
症状は「疲れやすい」「肩こり」など
「隠れ我慢」とは、心身の不調を我慢していつもどおりに仕事や家事を行うことと同社は定義しています。
調査では更年期症状を「隠れ我慢」する男女に「我慢をしてしまう症状」について聞いたところ、男女ともに「疲れやすい」がトップとなりました。その割合は男性が57.0%、女性が55.8%とともに5割を超えました。
男性の2位は「集中りょく・記憶りょくの低下」、3位が「イライラする」と続きました。
一方、女性の2位は「肩こり」、3位が「気分の落ち込み」になりました。男女ともにこうした症状を隠しながら、普段どおりに振る舞っていることが明らかになりました。
仕事や家事に支障
また、「隠れ我慢をする理由」について質問すると、第1位は男女ともに「休むと仕事・家事に支障が出る」となりました。
その割合は高く、男性が65.0%、女性が64.2%とともに6割を超えました。
これに続いたのが「仕事や家事など周りに負担をかけたくない」で、その割合は男女とも4割を上回りました。周囲への影響を気にして我慢を強いられているのが実情のようです。
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