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コロナかで飛沫を抑える歯の磨きかた

歯磨きをするときに飛散する飛沫の写真。ストロークの大きい人ほど飛沫は遠くに飛ぶ

花王パーソナルヘルスケア研究所は、このほど歯みがきをするときに口から飛び散り落下する飛沫の様子と歯みがき行動の関係についての調査を実施した。この結果、歯みがき動作の違いにより、飛沫の量や飛距離に差があることがわかった。飛沫を抑制するには「口を閉じてみがくこと」、「歯磨剤を使用すること」、「歯を1本ずつ磨くように歯ブラシを小さく動かすこと」などが有効だとしている。

 

飛沫は最大179cmに到達

今回の調査では成人男女20人に普段と同じように歯みがきをしてもらい、その様子を微粒子可視化装置で撮影し、その画像から飛沫の量と飛距離の解析を行なった。その結果、全ての被験者に共通して、足元から半径50cm以内の左右に45ど、計90どのエリアに飛沫が最も多く飛散したことがわかった。

また、最大で足元から179cm離れたところにまで飛沫が達した被験者もいたという。

 

微粒子可視化装置内で飛沫試験をする女性。同装置は超高感度カメラなどが設置されている
微粒子可視化装置内で飛沫飛散の試験をする女性

歯磨剤を使うと飛沫は減少

次いで同社が着目したのは、飛沫の多い人と少ない人の歯みがきの動作。磨く際に口を開けている時間が短い人や、歯ブラシを動かす幅(ストローク幅)が小さい人の飛沫量は明らかに少なかった。このため、開口程度とストローク幅といった、みがきかたの個人差が飛沫動態に影響を与えることがわかった。また、飛沫量が多い歯みがき動作を行なう人でもペーストタイプの歯磨剤を使用すると、飛沫量が減少したことも確認できたとしている。

飛沫抑制の5つのポイント

・歯磨剤を適量使う

・口を閉じて磨く

・歯ブラシを小刻みに動かし、歯を1本ずつ磨くようにする

・他の人と一緒に歯みがきをする場合は、2メートル程度の間隔をあける

歯みがきごは、周囲を衛生的に保つために消毒剤などを用いてきれいに拭く

本文ここまで

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