タニタの商品に凸点シールを貼ってみたタニタの商品にとつてんシールを貼ってみた
たびたびご案内していますが、このニュースサイトはおもに視覚に障害のあるかたが利用する支援技術の「スクリーンリーダー」のいくつかに対応するよう設計、記事作成をしています。このサイトの構想段階から現在に至るまで、たくさんの視覚障害の当事者にアドバイスやご協力をいただいています。
弊社が計測機器メーカーのタニタのグループ会社ということもあり、当事者とのお話のなかで「こういう商品はある?」や「こういうことができたらいいな」という声をいただくこともしばしば。というか、よくあります。
視覚に障害がある人に向けた商品は、音声でアシストする体組成計(たいそせいけい)があるのですが、そのほかのカテゴリーもニーズがあるような気がしています。ということで、ちょっと実験をしてみました。
凸点シール(とつてんシール)って知ってる?
凸点シール(とつてんシール)をご存知でしょうか。名前のとおり、ボコッとした手ざわりのシールです。ボタンの多い家電製品などに突起がついていることがありますが、あとづけできるシールタイプの突起、といえばわかりやすいかもしれません。すべりどめや、キーボードのブラインドタッチなんかに使われることも。サイズや突起のでっぱり具合もそれぞれ異なります。
タニタの製品に貼ってみた
思いついたら即行動タイプなので、タニタの既存商品に貼ってみることにしました。
100円ショップで買ったシールや、日本点字図書館で買ったシール、取材するなかでいただいたシールなど…。
タイマーやクッキングスケールなどのボタンにふたりがかりでペタペタ貼っていきます。「この商品、サウンドがあったらもっといいのに…」とかつぶやきながら。
よく飲食店やラーメン屋さんなどで、タニタ製のタイマーにラップをかけて使っているのを見かけるので、タイマーにシールを貼ってその上からラップをかけてみたり。
タニタのタイマーはボタンが少ないのですが「すべてが同じかたちなので目印があったほうがわかりやすいのでは?」とか「ボタンの材質とシールの相性って大事だよね」など、シールを貼るだけでも課題が次々に見えてきました。
今回はタイマーを中心に貼ってみたのですが、この日の実験では日本点字図書館で購入した透明で小さいサイズもの(24粒セット)がタイマーのボタンのサイズといい感じにマッチしている気がしました。
ここからつぎのヒントがうまれそうです。
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