もしかして容器の重さごと計量してない?知らなきゃ損する「風袋」の話もしかして容器の重さごと計量してない?知らなきゃ損する「ふうたい」の話
「ふうたい」という言葉をご存知でしょうか。計測機器業界では一般的なのですが、あまり聞きなれない人も多いかもしれません。かくいう私も、少し前までその言葉すら知りませんでした。ちなみにスクリーンリーダーで読むと、正しく「ふうたい」と読んだり「ふうてー」と読みあげたり…おしい!
ふうたいを一言でいうと「はかりで計量する時の、その品物の容器などの重さ」です。クッキングスケールで言うなら容器や袋の重さ、たいそせいけいで言うなら衣類の重さがそれぞれ風袋にあたります。
どうやってふうたいを引く?
クッキングスケールだと液体や粉ものなどをはかるとき、容器の重さを引かないと正確に計量ができません。タニタのクッキングスケールの場合は、まず最初に容器だけを載せ、ボタンを押すと容器の重さが差し引かれて表示が「0」になります。そのあとに計量したいもの、たとえば液体などを追加すると、容器の重さを差し引いたけいりょうぶつの重さが表示されるようになっています。
クッキングスケール以外でも…
ちなみにこの「ふうたいびき」の機能は、タニタのデジタルクッキングスケールは全てに搭載されています。
体重やたいしぼうりつ、筋肉量などがわかる「たいそせいけい」でもふうたい引きができるものがあります。たいそせい計測のときに毎回、全裸で測ればふうたい引きは不用ですが、衣服を着たまま測る場合は、ふうたいをプリセットしたほうがよいでしょう。引きすぎても正確な数値から遠のくのでおすすめしませんが、私は500グラム引くようにしています。
お手持ちのスケールでのふうたい引き、ぜひ使ってみてください。
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