きっとまた食べたくなる味。「洋菓子レモンパイ」のレモンパイきっとまた食べたくなる味。「洋菓子レモンパイ」のレモンパイ
時々、ものすごく食べたくなるケーキがあります。
それが東京・台東区にある「洋菓子レモンパイ」の「レモンパイ」。
最寄り駅の東京メトロ銀座線「田原町(たわらまち)」駅から徒歩数分の場所にあります。絵本から出てきたかのような昔ながらのケーキ屋さんで、レトロな外観が目を引くお店です。
レモンパイという名前だけあって、看板商品はもちろん「レモンパイ」。
早くいかないと売り切れてしまうくらいの人気商品。それくらい、ファンの多いケーキということの裏付けでもあります。この日は事前に電話をして取り置きをしてもらいました。
看板メニュー「レモンパイ」
ちいさめだけど堂々としたその姿は、自信というか貫禄というか、芯の強さのようなものを感じます。人間でもときどき、「あぁきっと、この人はずっとこのスタイルを貫いてきたんだろうな…」と感じる人に出会うけど、このケーキもそんな感じがする。ケーキだけど。堂々たるクラシック。ビジュアルから惚れてしまいそうです。
フォークを入れると、シュワっと切れる。そうそうこれ。これがいいんです。
表面を焼いたメレンゲはサクサク。ココナッツが入っているのか、シャキシャキ感もあります。甘すぎない、口当たりが軽いメレンゲ。この軽さのおかげで食べたあとの罪悪感はほとんどない。これだけでじゅうぶんいける。
ちなみに土台の生地(きじ)はパリパリ。このメレンゲがメインのケーキがあれば買っちゃうと思います。
そしてなにより、このレモンクリーム! 軽いメレンゲの層の下に鎮座するレモンクリームはずっしり…かと思えば、こちらも軽い。
しかししっかり「こちらはレモンです」と自己紹介をするかのように、口にいれると甘酸っぱさとほろ苦さが踊りだす感じ。
軽くてほんのり甘いメレンゲといっしょに、口の中でワルツを踊っているかのような。まったくくどくない、むしろずっといてほしいくらいの心地よさ。
カットしたものも販売しているけれど、ホールも小さめなのでカットを2個、3個…と買うくらいなら私は迷わずホールにします。
と、知人に話したらあっさりホールを買い「ハマった」と言っていました。それくらい魅力あふれるケーキです。
「いちごのタルト」もおすすめ
レモンパイはぜひ試してほしいけれど、売り切れていることも。そこで個人的におすすめしたいのが「いちごのタルト」。
甘すぎないクリームに、薄くスライスされたいちごの甘酸っぱさが絶妙にマッチしています。わたしを撮って!といわんばかりの、かわいらしいビジュアル。もちろん撮りますとも。
サクサクの生地(きじ)のうえにカスタード、甘すぎないクリーム、薄くスライスされたいちご、スポンジ、クリーム、スライスいちご、ゼラチンコーティング。
タルトというよりケーキに近いかもしれません。タルト生地(きじ)がほのかに塩気が効いていることもあってか、小さめながら食べごたえがあります。
レモンパイと同様に、シンプルながらも繊細な味がたのしめます。どちらもリピートしたくなるケーキです。
浅草付近に立ち寄る際は、ぜひ。
「洋菓子レモンパイ」店舗概要
住所:東京都台東区寿2-4-6
電話番号:03-3845-0581
営業時間:12時から15時
定休日:日曜、月曜
URL:https://www.lemonpie-asakusa.com/
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