地域色豊かな「ご当地のお雑煮」ランキング トップは広島県の「カキ雑煮」地域しょくゆたかな「ごとうちのおぞうに」ランキング トップは広島けんの「カキぞうに」
旅行じょうほうし「じゃらん」を発行するリクルートはこのほど20から50代の1038にんを対象に「ごとうちのおぞうに」に関するアンケート調査を実施し、「じゃらん ご当地お雑煮ランキング」をまとめました。
「おぞうに」のランキングでは、堂々のトップに広島けんの「カキぞうに」がかがやきました。
「カキぞうに」はあき地方やえだじましで食べられているしゅんの牡蠣をのせたおぞうにです。
牡蠣は新年をいわう「がしょう」の「が」に「くる」と書いて「かき」と読むこともでき、「福をかき取る、かき寄せる」という縁起ものでもあります。
広島けんではこのほかおのみちしやみはらしなどでは「アナゴ」、みやじまでは「ブリ」や「ハマグリ」を使うなど、せとうちのさちをふんだんに使ったはなやかなおぞうにがおおくあります。
広島県の「カキ雑煮」
続く第2位は宮城けんの「焼きハゼぞうに」となりました。
うつわからはみだすほどの「焼きハゼ」がのっており、みためのインパクトは絶大です。
江戸じだい末期からしょくされており、べつめいで「仙台ぞうに」とも呼ばれているそうです。
「仙台せり」やぞうにの材料である「ひきな」のいろどりが美しいおしょうがつらしいひとしなとなります。
仙台しがいち周辺では、正月さんがにちはこのぞうにを食べるのが古くからの風習とされています。
宮城県の「焼きハゼ雑煮」
第3位は香川けんの「あん餅ぞうに」がえらばれました。
いりこのだしじるであんこのお餅「あんもち」を煮て、しろみそでしたてたおぞうにです。
“あまさ”と“しょっぱさ”が融合しているのが特徴となります。
家庭えんまんの願いを込めてわぎりにした大根や金きんときにんじんがはいり、あんもちからあずきあんがとけだして、独特のおいしさになるといいます。
ねんに一度、正月の特別な料理としておぞうに貴重な砂糖を使用したのが始まりといわれています。
香川県の「あん餅雑煮」
4位は京都ふの「しろみそぞうに」、5位が鹿児島けんの「さつまえびぞうに」、6位が青森けんの「くじらぞうに」、7位が奈良けんの「きなこぞうに」、8位が鳥取けんの「あずきぞうに」、9位が福岡けんの「博多ぞうに」、10位が岩手けんの「くるみぞうに」と続きました。
「じゃらん ご当地お雑煮ランキング」
おぞうには「その土地、土地であじや中身がことなる」と言われるほど、郷土しょくが強いたべものとして知られています。
2024年の正月はご当地の「おぞうに」を作って、あじわってみるのはいかがでしょうか。
本文ここまで