食べたことある?飛騨地方のローカルスナック「豆つかげ」食べたことある?飛騨地方のローカルスナック「豆つかげ」
岐阜出身の同僚が買ってきてくれたローカルお菓子。前回の「カニチップ」が想像以上にわたしのなかでヒットしたので、調子にのって今回もリサーチをお願いしていました。
地元の人しか知らないような、東京ではみかけない地元のお菓子。できればローカルスーパーで買えるようなやつ、お願いしますって。
同僚が「まさかこれが記事のネタになる日がくるなんて」ってボソボソ言いながら渡してくれたお菓子が「豆つかげ」でした。さすが、わたしの好みを熟知しているだけあります。そう、こういうのが食べたかったんです。
どうやら岐阜ではスーパーで売っていて、地元の人の認知度も高い昔ながらのお菓子だそう。
レトロ感ただよう見た目
透明なプラスチックの袋に、白い手書きのような立派な文字で「飛騨の豆つかげ」。このレトロな感じ漂うパッケージがたまらなくいい。
なかにはふぞろいで全体が茶色い、くだかれたひらべったいおせんべいのようなものがたっぷり。この不揃いというのもポイントが高い。そしてわたしのなかで茶色は正義。よってこのお菓子はおいしいことが約束されたようなものです。
茶色の色あいからして、あまじょっぱいはず。見つめているとどんどんおなかがすいてくるので妄想はこのくらいにして、先に下調べをすることにします。
公式ホームページがないだと?!
インターネットで「豆つかげ」を検索してみました。通販サイトはあっても、公式ホームページなるものは見当たらず。このひっそりとした感じも嫌いじゃない。むしろ知る人ぞ知るというか、ミステリアスな感じがしていい。
検索でヒットした飛騨市公式観光サイトの紹介によると、「つかげ」とは、飛騨の方言で「揚げたもの」という意味だそう。つまり豆を揚げたものという意味。シンプルなネーミングでわかりやすい。
さらに観光サイトのページに映る商品写真をよく見ると、ふぞろいなひらべったいおせんべいをさらに細かくくだいているようにもみえる。そうか、これが現地での食べかたなのかもしれない。同じように食べてみよう。
なにかに似ている、素朴な甘さのお菓子
まえおきが長くなりましたが、ようやく食べます。しっかりした硬めのプラスチックのパッケージをハサミでチョキチョキして、かけらをひとつとりだしてみます。
おぉ、ちょっとオイリーな感じ。これはティッシュが必要な案件とみた。両手を使って小さく割ってみると、思いのほか硬め。これはアゴが鍛えられそう。ほんのり油の香りがするお菓子。間違いなくわたしの好みの味。
ポリポリしていてかみごたえがあって、噛むほどに素材の甘みと、あまじょっぱさが口のなかに広がります。はじめて食べるのに、なんだか懐かしい気がするのはどうしてだろう。どこかで似た味のものを食べたことがあるような気がするんだよな。なんだっけ…。
製造者は大塚由美子と書いてありました。この欄って企業の名前がかいてある場所じゃなかったっけ…。もしかして個人で作っているの…?だとしたらすごい。
食べる手がとまらないどころか、スピードアップすらしている感じがあります。でもやっぱりすこしオイリーだから、一気には食べられません。この味、緑茶と合いそう。コーヒーでもいけそうな気がする。でも観光サイトのページには日本酒とも合うって書いてあったな…。
半分くらい食べて、ついにその味を思い出しました。そう、「味噌ピーナッツ」。通称みそピーの味に少し似ている気がしました。みそピーも食べだしたら止まらない。明日も食べられるようにフタつきのタッパーに入れたはずなのに、いつのまにかなくなっている、アレだ。みそピーを油で揚げたらこんな味になりそうな気がする。やばい、もっととまらないじゃん。やばい、妄想もとまらないじゃん。
あちらはピーナッツだけど、こうばしくて、あまじょっぱい部分が似ている。おまけにこちらは油であげてある。とにかく、このちょっと油っこい感じがたまらなくいい。
このまま緑茶ともコーヒーとも、日本酒とも合わせることなくぜんぶ食べきってしまいそうだったので、思いだしたところで慌てて輪ゴムで封をしました。近くに輪ゴムがなかったらもっと食べてしまっていたでしょう。食べるときはティッシュと輪ゴムかクリップを忘れずに。
通販でも購入できるって書いてあったな。ひとつ500円台らしい。同僚よ、ありがとう。今度はわたしの地元のお菓子を買ってきます。
ごちそうさまでした!
飛騨市公式観光サイト「豆つかげ」ページURLは以下から
https://www.hida-kankou.jp/product/37
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