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バナナでケチャップ?フィリピンの「バナナケチャップ」を試してみた

フィリピンのバナナケチャップのパッケージと、バナナケチャップをたっぷりかけたアメリカンドッグを手で持っている写真。背景にはセブンイレブンのねこがたのあげものにちょこんとバナナケチャップがついたものも映り込んでいます。なお、バナナケチャップわトマトケチャップとおなじようにまっかです

バナナケチャップをご存じでしょうか。フィリピンでよく食べられているケチャップで、特に子どもたちに人気とのこと。現地ではトマトケチャップと併用して使われているようです。

フィリピンの人と話していた時にその存在を知り、ずっと気になっていました。

 

wikipediaによると、バナナケチャップはすりつぶしたバナナに砂糖、ビネガー、スパイスを加えてつくられたもので、第二次世界大戦中にフィリピンでトマトケチャップ不足が起きた際、トマトに代わって比較的生産量の高いバナナを使い、バナナケチャップがつくられるようになったそう。

バナナを使っているということは、もしかして甘いのでしょうか。ますます気になります。

そんな矢先、会社の人がフィリピンに出張に行くというのでお土産に買ってきてもらいました。

 

つめかえようのきいろいパウチにハイッタバナナケチャップの写真
こちらはリフィルのもの。通常はボトル容器とのことです

 

たしかに見た目はトマトケチャップそのもののように見えます。

ちょうどあったお箸にだしてみましたが、トマトケチャップと同じ赤。

味は少しあまいけれど、バナナを強く感じるほどのあまさではありませんでした。

現地の人に聞くと「揚げ物やパスタに使う」とのことなので、さっそく揚げ物を調達しました。もちろん、トマトケチャップもあわせて。

 

お箸のさきに、すこしだけバナナケチャップをのせた写真。背景にはバナナケチャップのパッケージも映り込んでいます
見覚えのある赤

 

揚げものにかけてみた

ハッシュドポテトにかけてみました。

右がトマトケチャップ、左がバナナケチャップ。見た目はバナナケチャップのほうがやや水っぽいものの、どちらも大差ありません。

 

紙皿のうえにハッシュドポテトがひとつ乗った写真。ひだりがわにバナナケチャップを、みぎがわにトマトケチャップをのせています。どちらもいろわ赤です
ハッシュドポテトにのせてみた

 

食べてみると、バナナケチャップのほうがほんのりあまみが強いです。

油ものとあわせると、酸味が控えめだからかさっぱりと食べられました。
逆を言えば、トマトケチャップのあの酸味に慣れているからか、たっぷりつけてもやや物足りない感じは否めませんでした。

現地の人も「トマトケチャップの酸味を抜いた感じ」と表現していましたが、まさにその通りです。小さい子どもに人気というのも納得です。

 

つぎに、アメリカンドックで試してみました。

 

アメリカンドックにこぼれそうなほどのバナナケチャップを塗った写真。はいけいにわパッケージもうつりこんでいます
アメリカンドッグにバナナケチャップをたっぷりと

 

バナナケチャップのほうはこぼれそうなほどたっぷりつけても、どうしてもどこか物足りなく感じてしまいました。

現地の人は「これをパスタに使い、人によっては砂糖を追加する」とも言っていました。どれだけ甘いものが好きなのでしょう。

一方のトマトケチャップはというと、塩気つよめ、ぎゅっと濃縮された、締まりがある味で、少量でもその存在感を遺憾なく発揮している感じがあります。

トマトケチャップのほうが食べ慣れているという理由はもちろんあると思いますが。

 

こんなにケチャップを味わいながらアメリカンドッグを食べる日がくるなんて思いませんでしたし、フィリピンの人のケチャップへの執念を感じました。

それにしても、フルーツで代替するって名案だと思いませんか?

フィリピンを訪れた際はお試しあれ。

 

本文ここまで

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