アサヒビール、7年ぶりにビールの新ブランドを投入アサヒビール、7年ぶりにビールの新ブランドを投入

ビール大手のアサヒビールはビールの新商品「アサヒ ザ・ビタリスト」を4月15日に発売します。
標準的な価格帯(かかくたい)のビールとして7年ぶりの新ブランドとなります。
税込み価格は350ミリリットル缶が237円前後で、年間で200万ケース(1ケースは大瓶【おおびん】換算20本)の販売を目指しています。
「スーパードライ」と同じ酵母
「アサヒ ザ・ビタリスト」は原料のホップにこだわり、さわやかな苦みとすっきりとしたあと味が特徴としています。
商品名(しょうひんめい)である「ビタリスト」は苦みを愛する大人を意味しています。
缶のデザインは黒色を基調に、金色で「Asahi(アサヒ)」のロゴをあしらっています。
また、同社のビールの主力ブランド「スーパードライ」と同じビール酵母を使用しています。
キレを生み出す酵母を使ったことで、アサヒビールの梶浦瑞穂(かじうらみずほ)マーケティング本部長は「もう一口飲みたくなる味わいに仕上げた」と話しています。
ターゲットにしているのは350ミリリットル缶を週に6本以上飲む「ヘビー・ミドルユーザー」層で、アサヒによるとビール市場全体の7割がこの層にあたるとしています。
同社が実施したアンケートによると、そのヘビー・ミドルユーザー層の約6割がビールに求める味わいに「苦み」を求めたといいます。
新ブランドの投入は2026年10月のビール類の酒税一本化に向けた販売戦略の一環で、新ブランドの投入で新たな需要の掘り起こしにつなげたい考えです。
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